日曜の朝の軒

ゴジュウジャー 29話

テガソードが封印される夢にうなされている竜儀は放心状態で店番をしている。
心ここにあらずな竜儀を見送る中でノーワンの気配に気づき駆けつけた吠と禽ちゃん。
おもてなしノーワンが現れ、それは竜儀にうってつけなのに、とくやみつつも吠がメイド喫茶でナンバーワン売り上げを叩き出した俺に任せろ、と。もうこの時点でフラグだよ。

ワイルド執事もとい粗雑な執事で売り上げを上げていた吠が一般的なおもてなしをできるはずもなくやはり失敗。ならば自分が、と禽ちゃんが出る。個人的には、年の功でおもてなしも上手いのでは?と期待していたけれど、山盛りのゆで卵を出しさあもっと食べろと無理にすすめるのでやはり逃げられる。きんちゃん、自分の好きなものは相手も喜ぶはず、っていう人だったんだね…昭和のおじいちゃんの典型みたいでいいね…

竜儀は買い物に行くと出て行きながらも広場でぼんやりとしていて、夏映画でテガソードが再び封印された時のことを思い出していた。テガソードの命は永遠ではないと思い知る。そんな中スリに狙われるが、竜儀はその手を掴み逆に改心させると「尽くしてた会社に捨てられた、なぜ自分だけ」という悩みを聞く。それは今の竜儀にも重なるのだろう。尽くしているのにテガソードの命は守れなかった、自分では力不足を感じる、という思いか?「今は試練の時だ、まだ迷ったらここに来い」と店の半額券を渡す。

一方そのころ、陸王は真白の協力を得てレイさんを見つけていた。音ちゃんを返して、そんな方法じゃなく病気と向き合おう、今度は自分が支える、と声をかけるも届かず。それどころかレイは病気の薬を投げ出し、こんなものもういらない、厄災がくれた指輪があれば、と語る。レイの指輪はユニバースリングを取り込み強くなるらしい。レイは指輪を使いマジレッドに変身、さらにゼンカイザーと半々に、そしてさらにゼンカイザーブラックへと変身。次々と変身を繰り返しレオンとポーラーを追い詰める。レオンはレイを撃とうとするが、お前に撃てるか?と問われ躊躇しているすきにレイが時間切れだと去ってゆく。去るときに自分で炎の輪を作ってそこを通っていったのは指輪の力か?ノーワンは円形の場所を通って人間界にアクセスするけれど、レイも円形を作っていた。偶然?厄災って夏映画で出てきた「過去にテガソードを倒した病名のついてる集団」なのか?
謎を残したままレイVS陸王と真白の戦いは延長線へ。

ノーワンバトルは新たな助っ人として角野が現れるが、結局三人ともノーワンのもてなしに快くなっていた。そこに竜儀が現れ「なにをしている!」と喝を入れる。おもてなしといえば竜儀。救世主!と思ったものの竜儀はおもてなしの最中にテガソードを思い出し失敗。バトルに発展した。
バトルの中で「おもてなしに満足した人の心をコレクションするのは自分の行いを認められようとするエゴでしかない。そんなものはおもてなしではない、尽くすというのは相手のことを考えて思いやる心からくるのだ」とノーワンを説き伏せ竜儀が勝利。
そしてその戦いで自分の迷いにも気づいた竜儀は吠に決闘を申し込む。

指輪の戦士同士が戦うのは、いずれ訪れることだと見守る。
真白はすでに一度神になった男だからそれを知っている。つまりは一度は仲間と戦ったのかもしれない…でも初代のレッド(オルカブースタの力に溺れて身を滅ぼしたレッド)しか真白の記憶にしか出てない気がするから、全員揃ってたのかな?
とはいえ、いつかは指輪の戦士同士で戦い相手の指輪を奪わなければならないのだ。そうして自分だけの願いを叶えなければならない。今はどれだけ助け合っていても。
戦いの末、竜儀は負けて指輪を奪われ、ティラノの戦隊リングは新しい持ち主を探すように飛んでいった。それを手にしてすぐに納得したように笑う人物。これ敵じゃないのか?すでに指輪の存在を知っていてその所有権を狙っているもの、というかんじがするのだけれど、指輪の存在ってどういう位置付けなんだろう。世間的にも知られているんだろうか。指輪を手にしたものはなんでも願いが叶う権利を手に入れる、みたいな。

竜儀離脱。
本当にこれで終わりなの?と問いかける陸王にエゴは捨てると背中を向ける竜儀。
大勢の一人ではなく唯一になりたかったのだ。それを思い知らされるとたくさんの人に分け隔てなく尽くしてきたかつての竜儀の姿が切ない。
竜儀はすでに誰かの唯一になっているはずだ。
例えば以前出てきたお手伝いさんにとって竜儀は唯一だった。
それなのに竜儀が求めるのは誰かの唯一ではなくテガソードの唯一なのだ。

カテゴリー

月別アーカイブ

プロフィール

日曜朝に元気です。はじめてみたのはディケイドとゴーカイ。

TOP